iPhone とアンドロイド

先に断っておくと、俺は iPhone やアンドロイドのマニアではなく、ただのいち
エンドユーザーである。

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夏野剛さん著の"iPhone vs. アンドロイド 日本の最後の勝機を見逃すな！"を
読んだ。

読書メーターにも感想は書いたけど、文字数制限で全てを書けなかったので、
ここに書くことにした。



俺は Galaxy S と iTouch 4を持っているので、主にアプリやサービス体系の
触りは知っていたので、興味を持って購入した。

# アップルの方が全体的に体系が整っているので、アンドロイドがややメインの
# 俺にとっては若干不満もあったのだ(^^;


本書を手に取る前は、両者の対立姿勢だと思っていたが、前書きで著者が触れて
いるように、対立していない構図であることが分かった。

最初から読み進めていき、それが理解できたのが以下の文章だった。

> グーグルのコアコンピタンス(中核をなす強み)は、2000年に彼らが
> 始めた検索連動型広告にあり、その露出場所をいかに増やすかが、
> 至上命題となっている。したがって、ハードを売って、ハードで設ければ
> よいアップルとは根本的に戦略が異なってくるのである。

※
夏野剛『iPhone vs. アンドロイド 日本の最後の勝機を見逃すな！』
アスキー新書、2011年、38ページから引用


確かに iPhone は OS 、プラットフォーム、アプリ、サービスをクローズドな
環境で行っている。

一方アンドロイドは OS を無償で提供しているだけで、あとはそれを利用する
人や企業によって様々なポテンシャルが発揮される。

確かにクローズドな環境であれば、そこが体系化されることによって、エンド
ユーザーの使い勝手は向上するし、まさにこの違いが俺が不便と感じた
部分だと納得した。


また、スマートフォンという括りの中で、iPhone とアンドロイドにフォーカス
するから、このような対立という概念が生まれるのだと感じた。


確かに両者はスマートフォンだが、アンドロイド携帯はただの"新世代携帯"と
いう認識で、今後どう発展するか楽しみな携帯と考えるのがいいと思う。

# OSがアンドロイドなだけで、その上にどのような機能を持たすかは各企業が
# 色々工夫をするだろう、という意味で。



実際2年縛りで Galaxy S を購入しているが、2年後にアンドロイド携帯がどの
ように差別化されているかを楽しみに待つ、というのが面白いかもしれない。

2011/03/20 (Sun) 雑談 Trackback() Comment(0)